□品質管理で利益を守る重要性
「品質管理なんて、できて当たり前。マイナスを最小限にする守りの仕事でしょ?」 「多少の不良品や赤伝処理(返品・値引き)は、売上を最大化するための必要経費だ」
こうした声は、規模を問わず食品メーカーの現場で少なからず耳にしてきました。まずは売って、工場を回す。その判断を否定するつもりはありません。
ただ、一つだけ考えて頂きたいことがあります。品質管理の優先順位を考えずに「多少のマイナスよりも売りを優先する」という空気感が、経営を揺るがす重大事故の引き金になっているケースは、決して少なくないのです。
100円の商品が生む「数千円の赤字」の正体
「不良品は多少出るもの。営業利益で相殺すればいい」——そう考えていた企業様の例です。
1個100円の商品にクレームが発生したとき、実際にかかるコストを整理するとこうなります。
- 直接コスト:商品代(納品単価)+ 返品の送料
- 間接コスト:営業担当の対応時間(人件費)+ 原因究明・報告書作成のための品質管理・検査コスト
商品代が100円であっても、1回あたり最低3,000円〜5,000円のコストが発生します。月に5回なら15,000円〜25,000円。年間では数十万円規模で、積み上げた利益を静かに削り続けることになります。
さらに見落とされがちなのが、取引先への影響です。売上・利益貢献度がある企業でも、クレーム対応が続けば小売り側の社内でも問題視され、取引内容の見直しのきっかけになりかねません。数字に表れない「ブランド毀損」こそ、最も恐ろしい損失です。
1回の事故で「数千万円」が吹き飛ぶリスク
これが市場からの「商品撤去・回収」という事態に発展したら、どうなるでしょうか。
物流費・人件費・廃棄費・販促損失・営業補填——これらをすべて合わせると、「必要経費」と考えていた不良品が、ひとたび大事故になれば損失の規模は一変します。
- 最低でも数百万円
- 典型的には1,000万円〜5,000万円
- 重度になれば数億円
そして一度失った「信頼」は、その後の売上そのものを激減させます。金額以上に、取り戻すことが難しいのです。
品質管理は「利益を守る」重要な経営の柱
トップが品質管理を「経営の重要な柱」と位置づけている企業様は、まったく違う景色を見ています。トップの意識が現場に伝わることで工場全体の品質レベルが自律的に高く保たれ、それが取引先からの信頼につながり、ブランドを成長させる原動力になっているのです。
品質管理は「地味な守りの仕事」ではありません。営業が稼いできた利益を確実に会社に残し、安全・安心を武器にブランド価値を高める、経営に直結した仕事です。
自社の品質レベルは、考え方と仕組みの見直しから上げられる
品質管理のレベルアップに、高額な設備投資や検査キットは必須ではありません。必要なのはまず、「考え方と業務の仕組みの見直し」です。現場に根づいた経験と正しい知識を掛け合わせ、確認フローや判断基準を整理することで、今よりも一段高い品質レベルを実現できます。
「品質管理に、なんとなく不安がある」 「クレーム対応に追われて、本来の改善まで手が回らない」
そんなときは、一人で抱え込まずにまずは現状を聞かせてください。商品開発・工場・営業、3つの現場を見てきたCo-Creation Studioが、御社の利益を守り、攻めの品質管理体制をつくるお手伝いをいたします。
まずは無料相談フォームより、お気軽にお声がけください。

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